2010年10月4日月曜日

この経験が、幼い日の貴重な思い出になるだろう


 一年前にビデオ打席にやってきた康生君、あの柔道世界チャンピオンの井上康生氏と同じ名前ということで、一度に気に入った。聴けば、おじいちゃんが柔道家だとか。ルーツは其処に在ったようだ。遼くんファンで啓発されてゴルフがしたいからとお母さんにねだって始めることになったが、どうしましょうということだった。聴けば小学一年生、カラダも普通、しかし骨格はしっかりしている。そんな始まりで、山口ジュニア教室の雰囲気が一番いいだろうということでお奨めした。上段の写真は山口教室で指導を受ける康生君の写真である。下は、今年11月3日に撮影した現在の康生君の写真。一年で、これだけ本格的なスイングが出来るようになった。バックスイングには天性のセンスがあり、ゴルフの半分は問題解決しているので、課題はスイングプレーンとインパクト前後での両手の入れ替え、そして気を抜かず、丁寧に振ることだろう。指導しているのはいつも一定のリズムを守ること、ゆっくりとバックスイングを取ること、クラブシャフトの向きとフェース面の角度に注意すること、フィニッシュを必ず取る事、等々であるが、カラダが成長してきたので、比較的こなせるようになって来て楽しみだ。
 毎週、山口ジュニア教室が終わると、一時間ほどビデオ打席で個人指導をやっている。保母さんであるお母さんの人柄に引かれて、康生君を指導し始めたが、幼いころ自分に施してくれた亡き母親の姿が思い出されて、感謝の念が心をよぎる。それが自分の動機となっているようだ。康生君には未だ判らないだろうが、いつかはそれが判るようになるだろう。また、判る人に育ってほしいと願いながらこの指導を続けている。母の愛に勝るものはない。

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