2012年4月29日日曜日

たまには浮気も

 最近、何本かのドライバーをネットで見つけ、購入し、試打している。試打場は横浜市にある杉田ゴルフ場。ゴルファーズガーデンの仕事場である。

永年、ゴルフクラブに関る仕事をしてきたので、クラブを見れば、その性能はおおよそ推測できる。それよりも仕事柄、腕自慢、スイング談義を好むゴルファーの皆さんに囲まれて生活していることもあるが、手に取れば、おおよそクラブのパフォーマンスは判るというか、どんなクラブでもそこそこは打てるといった方が正しいのかも知れません。もちろん、最終的な選択肢は「合う・合わない」ということになるだろうが。そんなことからネットで値ごろだと感じた数本を購入して打ってみた。永年、ベン・ホーガン一辺倒であった堅物の「浮気の一種」かもしれないが、最新のクラブのパフォーマンスを知るのも仕事の内かとも。

 このクラブはキャラウエイのFT Tourというチタンとグラファイトのコンポジットヘッドで、これに似たコンセプトで数十年前にクラブを開発したことがあった。当時はチタンのような素材が無く、ステンレスとの複合ヘッドだったと思うが、期待した性能が得られず、失敗した記憶があるが、今やゴルフクラブも科学されたハイテク工業製品の仲間である。
手に入れてからしばらく打つ機会がなかったが、昨日打ってみました。スペックはSシャフトでロフトは9.5度、長さは45インチ、ヘッドの容積も440CCということで、まとまりが非常に良いというのが第一印象。シャフトは懐かしいアルディラ社製ということで、カーボンの横じまが透けて見えるところは往年のイメージが残っている。さらに驚くべきことはシャフトのフィーリングも時代を経ても残っている。この辺りが海外メーカーの特徴で、日本製には見られない、すごいところで、これは車などの例を見るまでもない。

さて、性能はというか合うか合わないかであるが、スペックの割には大変打ちやすく、ミスの出にくいクラブのようだ。フェースアングルがー1.5度とあるが視覚上は全くネガティブな要素はなく、実際打って見ても、フッカーの筆者の癖も抑えられる。スライスもほぼ問題なく、大きくは打ち方の問題もあるが、曲がらない。9.5度のロフトもシャフトが先調子のようで、苦も無く上げてくれる。

スイングプレーンが安定している中級者以上のゴルファーには楽しみなクラブといえるだろう。重さも軽すぎず、重すぎずという印象である。今日もう一日、じっくりと打ってみる積りですが、ほかの腕自慢の声も聴いてみたいと思っています。打球音は筆者は気になりませんが、チタンに慣れた人には物足らないかも。しかし、これはコンポジットヘッドの特徴。それよりもパフォーマンスが重要。従って、しばらく下のセット(キャラウエイのドライバー、ニッケントンとUtility、テーラーのCBツアー、サンドはホーガンの60度、AWはキャラウエイ)でゴルフを浮気してみようと思っています。
HOGANさんに叱られるかも?!しかし今、HOGANブランドはキャラウエイの所有とか。

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