2012年8月24日金曜日
バンカーショットを磨く
僕はバンカーショットが好きだ。バンカーに入れても必要以上のプレッシャーは感じない。その理由は簡単。絶対に上げるだけ(上げることの方が距離を合わせるより優しい)の技術を持っているからである。
ご覧のクラブが愛用のサンド・ウエッジであるが、サンド・ウエッジの歴史の中で最も売れたモデルの一つで、「ベン・ホーガン スペシャル・サンド・ウエッジ」という呼称で呼ばれていた。ロフトは
58度だったと思うが、その当時は余りロフト角は話題にならず、これが定番と云ったようなもので、
対抗馬はウイルソンの「サンディー・アンディー」だった。
1978年ごろから使い始めたので、かれこれ35年の歳月が流れている。少し重かったのでバランスを落すためにトップブレード部分を落し、バウンスの裏にドリルで二つ穴を開け、さらにヒール部分を削り落としている。これは使い始めた時にその処理を施したと記憶している。
技術面の転機は甲子高原ゴルフクラブで、ゴルフクラブ製造工場を訪れたティーチングプロ、ピーター・コステス氏に手ほどきを受けた時である。それまでの自分の師匠は茨木C.C.の宮本省三
プロであったが、本当のところは全くの我流であった。
ピーターは先輩の高橋さんの下手くそのバンカーショットを観て、先ず出すことだけを教えていた。その打ち方はロブ・ショットに近い打ち方で、フェースを開き、スコアラインをピンに向けて、オープンに構えるモノだった。当然、クラブの構造上、グリップエンドは自分のへそと右足の付け根の
中間点位を指している。そのアドレスで、右手リードで鋭角にリストを使ってバックスイングをして、
鋭角にヒールから砂に落とすというスイングだった。
それまでの自分のバンカーショットとは全く違った打ち方に面食らう一方で、そのパフォーマンスには驚かされた。以来、35年間ほどこのスイングに少しずつ変化を加えて自分のものにしてきた。今やサンドウエッジでなくてもアプローチウエッジでも同じようなパフォーマンスを実現できるようになったが、これはあの時に教えてもらった技術を自分のものに出来るまで練習したお蔭だと思っている。
バンカーの練習はマットの上でも出来る。実際、バンカーで練習するよりも効果的な練習になるケースの方が多いと思うので、是非やってみていただきたい。フェースを浮かしておいて、先ほどのスイングを行うこと。バンカーの苦手な方、バンカーを上手くなりたい方は、是非ゴルファーズガーデンにお立ち寄りください。
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