2010年2月3日水曜日

お宝 Somethings Never Change


 この写真は1953年全米オープンでプレー中のベン・ホーガンを写したもので、ベン・ホーガンに魅せられて数々の名シーンを撮影し絶賛を浴びたプロ写真家の手によるものである。この写真は筆者がベン・ホーガン氏からサインを付けてもらったもので、画面の下にサインの跡が残っている。いただいたのは1985年前後だったと記憶しているが、かなり記憶が薄れている。ベン・ホーガンのスイングを代表する素晴らしい写真と思い、大事に額に入れている。ホーガンさんとのお付き合いはビジネス上のモノであるが、彼の名前を刻んだクラブの販路はゴルフ場のPGA公認プロゴルファーによりプロショップで販売されていたので、プロ(日本で言えばゴルフ専門店の店主)を非常に大切にしてきた。それと同時に、プロもホーガン氏は神様のような存在感があり、カリスマ性が高かった。故に、そのモノづくりの高品質と革新性、それと製品に脈打つ哲学故に、彼の存命中、PGAツアーではトップブランドとなり、多くの有名選手が使っていた。数年前に大活躍したマーク・オメーラなどはホーガン氏のお気に入りのプロだった。
 筆者はいまだにベン・ホーガンのApexアイアンを使用しているが、これは一生続けるつもりだ。スペシャルサンドウエッジなどは35年以上、同じものを使っているが、ウエイトを落とすためにドリルで裏から穴を開けているが、フェース面が減ってきて、穴が開いてきた。モノには命があると思っており、ゴルファーはその命を貰って、プレーしていると思っている。まさにベン・ホーガンのアイアンは自分の人生の中で、唯一こだわって使っているお宝である。

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